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Home スタッフブログ > 物忘れがほとんどない認知症~前頭側頭型認知症とそのケア方法~

物忘れがほとんどない認知症~前頭側頭型認知症とそのケア方法~

2023.02.15

認知症の多くはアルツハイマー型認知症ですが、

「認知症=アルツハイマーではない」と言われています。

アルツハイマー以外に血管性認知症(※1)レビー小体型認知症(※2)があります。

 

※1「脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症」

脳の場所や障害の程度によって症状が異なり、

できることとできないことが比較的はっきりとわかれていることが多く、

手足の麻痺などの神経症状が起きることもあります。

 

※2「レビー小体という神経細胞に出来る特殊なたんぱく質の増加が原因」

基本的には遺伝することはないですが、

”認知機能の変動・繰り返し出現する幻視・パーキンソン症状が起きる”

などの症状があります。

残念ながら完治や進行を止めたりする薬はないですが、

コリンエステラーゼ阻害薬という薬が有効な場合があるそうです。

 

文章にすると、ちょっと難しい用語に感じますね。

他にも、「前頭側頭型認知症という認知症があります。

こちらは「物忘れがほとんどない認知症」と言われています。

 

 

前置きが少し長くなってしまいましたが、

今回は「前頭側頭型認知症とそのケア方法」について、

書いていきたいと思います(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

アルツハイマーでは、後頭部能力脳が侵されて萎縮しますが、

前頭側頭型認知症の場合は、理性や衝動性を司っている

頭の前の部分(前頭)や「横の部分(側頭)が萎縮します。

 

脳の萎縮は「たんぱく質のごみ」の蓄積が原因とされています。

残念ながら「ごみ」がたまる原因ははっきりしておらず、

生活習慣病との関わりや遺伝との関係も指摘されていることが通説です。

 

一般的には、50歳前後で脳内の「ごみ」が増え始め、70歳ごろに発症しますが、

遺伝性の場合、65歳未満で発症することが多いと言われています。

進行を遅らせる薬も治療法もあるため、早く見つかればその分元気な期間を延ばすことが可能です。

何事も早期発見が重要となりますね( ..)φメモメモ

 

前頭側頭型認知症では、

・集中力が続かなくて飽きっぽくなる

・意欲ややる気が失われることやこだわりが強くなることが多くなる

・同じ行動を繰り返す

上記、よく見られる症状とされています。

そして、その行動を阻止されると、激しく怒り出すという特徴があります”(-“”-)”

 

また周囲の出来事に無関心になることもあるため、認知症の方を持つご家族は、

「何だか人が変わったみたいだなあ」

「性格が悪くなったなあ」

などと思う事が多くなるようです。

 

しっかりとした理解が必要となっていきますね( ゚Д゚)

 

 

他にも道徳概念が欠如し、交通ルールを守らなかったり割り込み乗車をしたり、

コンビニやスーパーでは列に並ばずに商品を購入しようとすることもよく見られます。

同じ食べ物にこだわることが多くなり、

特に甘い物へのこだわりが強い傾向があるということも( `―´)ノ

 

これは常同行動と言って、同じ行動や同じ言葉を繰り返したり、

毎日同じ時間になると同じ行動をとることもあります。

そして冒頭でも言いましたが、「物忘れは少ない」というのも大きな特徴です!

 

「認知症=物忘れ」と言う方程式を思い浮かべる方も多くいるかと思いますが、

前頭側頭型認知症では「物忘れは目立たないということ」が大きな特徴で、

発症に中々気づかないので、注意が必要です( ゚Д゚)!!

 

物忘れに対する苦労はないものの、理性や衝動性が抑えられないという症状が、

一番介護者を悩ませ、対応力が求められます。

 

知症の高齢者と万引きとの関連性も示唆されていて、

特に65歳以上の高齢者によくみられるという統計が出ています。

未成年者14~19歳の未成年者の3倍の数にも上っているそうです。

(不良少年たちよりも多く起きています…)

 

衝動性が抑えられないために万引きをしてしまうことがあるため、

介護者にとっては非常につらいことになると思いますが、

しっかりと一人で抱え込まず周囲に人たちと力を合わせて向き合いましょう”(-“”-)”

 

どうしてそんなことをしたのかと訊くと、

ダメだとは知らなかった」

「ダメだという事を忘れていた」

などと言うことが多く、これは仕方ないことなのです( ..)φメモメモ

 

早期発見のために「物忘れがほとんどない認知症もある」という事を覚えておき、

そして「理性や衝動性が抑えられなくなることが特徴がある」という事も抑えておきましょう。

 

 

さて、前頭側頭型認知症の高齢者にはどのようにケアをするのが適切なのかですが、

自然体で接するようにする!」ことが大切になってきます。

 

前頭側頭型認知症の人は、常同行動のために、

ルーチン(日常の仕事などで、型どおりの決まり切ったもの)で

作業をすることは得意です。

 

うまくこの症状の特徴を生かして、

この時間になったらこの作業をやってもらう「ルーチン化療法」

を行うと良いとされています( ..)φメモメモ

 

介護は、一人ひとりの特徴に合わせるのが大切なため、

しっかり臨みましょう。

 

疲れていても衝動を抑えられずに、歩き回ることがあるが、

転倒したり疲労骨折の原因になりやすいので、

歩き回ることを放置しないことや適度に休憩が取れるように

工夫するということも意識しましょう。

 

過去に携わっていた仕事や趣味などから、

ケアのヒントが見つかることも多いので、得意なことを活かせるように、

昔話などを語ってもらうのも良い方法ですので、

是非試してみてはいかがでしょうか(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

また周囲の音声に敏感に反応することもあるので、

できるだけ静かで集中できる環境を整えることも注意していきましょう。

 

前頭側頭型認知症は、我儘になっただけではなく、

常同行動が見られたり、食行動の変化などが見られた場合は、

まずはかかりつけ医に相談するなどしてください。

放置しないようにすることが重要ですので、

チェックリストなどを作り早めの対応をしていくとよいと思います( ..)φメモメモ

 

 

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